波平さんに学ぶ小学生の効果的な叱り方
小学生の子どもとは言え、人を叱ることにはエネルギーがいります。
叱り方にしても、感覚や目線が大人とは違う小学生。
こちらが叱っているのにキョトンとされて、なおさら怒りが増す
なんてこともよくあります。
叱ると怒るは違うといいますが、感情にまかせて怒るのと違い、
叱り方はなかなか難しいものです。
ガミガミといつも怒鳴るような叱り方では、小学生には効き目がありません。
叱るときには、場所を変え正座をさせましょう。
そして冷静に淡々と言い聞かせるような叱り方が効果的です。
いつもと違う空気や、声のトーン、顔つきなどでなぜ叱られているのか
小学生自信が気付くようにします。
国民的アニメサザエさんを例にとると、
波平さんが小学生のカツオくんを叱るときは別室で正座させていますよね。
これがいい叱り方なのです。
サザエさんはガミガミ型の叱り方なので、
カツオくんは「また言ってる」と聞き流している傾向にあります。
叱り方のポイントと態度にブレがあっても逆効果になります。
どんな時に叱るのかポイントを決めておきましょう。
例えば、他人の心や体を傷付けた時、危険なことをした時、
自分で決めたことをやらない時、食べ物を粗末にしたり、
公共の場のものを壊したりした時…などです。
この叱り方のポイントは「どんな子に育って欲しいか」を考えれば
絞られてくると思います。
いつもガミガミな叱り方の時は、言うまでもないことだったりします。
小学生の方も「そんなことわかってる」という態度になるでしょう。
なぜ叱ろうとしているのか、ひと呼吸置いて考えてみましょう。
本当に言いたい事から外れたところで叱っていることがよくあるはずです。
例えば、小学生の子どもが学校から帰ってくるなりランドセルを
放り投げたとします。
これは物を大事にしない事を叱りたいわけです。
それなのに実際叱るときには、その時の小学生の態度だったり、
言葉遣いだったりに怒りが移ってしまっていませんか。
本当はなんなのかを冷静に突き詰めると、
なぜその小学生がランドセルを放り投げたのか理由が聞けるかもしれません。
その話を聞いてあげることで、お互い理解でき信頼関係も強くなると思います。
上手な叱り方でやる気を引き出せるかもしれません。
小学生の自尊心や自立心を壊さないような叱り方を心がけたいですね。
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